【ネタバレあり】「ドラゴン×マッハ!」見てきましたドーン
こんばんは!!
このエントリーをご覧いただいている皆様、どうもありがとうございます。
昨年6月にアレな記事↓を書いたのですが、今日の日記はこの続きです。
見た感想の前にくだらない前置き付きの豪華版(豪華ではない)でお送りします。
ついに念願の「SPL2」公開…!?邦題は「ドラゴン×マッハ!」
日本公開決定時のニュースを見て、喜びと驚きの気持ちが私の脳内を駆け巡りました。
喜び→日本公開キター!配給会社さん、本当にありがとうございます…!!
驚き→えっ、SPL2の文字は…!?ドラゴンマッハ…!!
見てみたところ前作とストーリーのつながりはないので、本作から見ても全然問題ないよ的な意味もあるし、
「マッハ」の文言を入れておくことにより、なんとなく「あのマッハの人(=ジャーさん)が出るのかな?おもしろそうかも?」と思って見に来てくれるお客さんを集めることができるのかも?と思いました!
原題も原題でカッコイイけど、邦題もイイと思ってます!
本作は海外ではすでに公開されているところが多く、しかももう円盤が発売されているため、
広東語やタイ語がわからなくても、英語さえわかればそちらを購入してみておくことが可能なのですが
英語がわからないためアマゾンでポチることもできず、「日本語で見たいよォォォ~TT」と毎晩咽び泣いているのでありました。←盛りすぎ
そんなある日の仕事帰りにこの吉報が入ってきて、喜びのあまりたい焼きを買って食べてしまったことは内緒です。
そして寒い冬が到来し、年をまたいで、ついに…見て参りました!
新年、記念すべき一回目のスクリーン鑑賞は「ドラゴン×マッハ!」です。
ネタバレがありますので、これから見るぜ!!!というかたや
ネタバレ!?許るさーん!!という方は、申し訳ございませんが、気が向いたら読んであげてください~。
「ドラゴン×マッハ!」あらすじ
舞台はタイと香港。
タイの刑務所で働く、チャイ(トニー・ジャーさん)には小さな娘がおり、白血病をわずらっていました。
なんとか娘を治したいと、ドナーを探しながら仕事を頑張る毎日です。。
一方、香港では潜入捜査官のチーキット(ウー・ジンさん)が臓器売買組織のボスを逮捕するため頑張るも、色々としくじってしまい、タイの刑務所へ送りこまれることになってしまいました。。
タイの刑務所に送り込まれたチーキットは、その刑務所で働くチャイと出会って、運命が交錯していきます。
チャイは、ドナーが見つかるのか!?
チーキットは、臓器売買組織のボスを逮捕することができるのか!?
二人の運命やいかに!?
感想①ストーリーが凝ってて良かった~
たまに「ストーリーはおまけで、アクションがメイン」な作品があるのですが
本作品はそんなことがなく、ストーリーの延長線上にアクションがついてると思うくらい
ストーリーがしっかりしていました。
ネタバレをすると、チャイの娘のドナーはチーキットなんですが、序盤で出会っているのに、なかなかそのことに気づけるきっかけがないのがとてももどかしく、
その分、とあるきっかけでドナーであることに気づけた時には「よかった~~!」と胸が超ホッとしました。
チーキットのスマホを仲間のワルイ人が海に捨ててしまって、それをたまたま別の船に乗っていた漁師が拾って、修理してもらって、また使って…
チャイや娘は、お医者さんからこっそり教えてもらったドナー(チーキット)の電話番号に何度もかけてみるも、繋がらなかったり、繋がっても言葉が通じないなどの困難が…!
タイと香港ということで言葉が通じないけれど、翻訳アプリや、顔文字などを駆使してメッセージを送りあって意思疎通していくのもとても現代的で良いのう~と思いました。
また、警察側と臓器売買組織の人質の件については
警察:刑事(ヤムヤムさん)の甥
臓器売買組織:ボス(ルイクーさん)の弟
とお互いかけがえのない存在を人質にとられてしまうという、映画的に胸熱(現実だったらイヤすぎる)な展開でドキがムネムネしました。
こちらも、スマホをうまく駆使してストーリーの展開を行っていた(動画やfacetime的な)のが良かったです。
断片的な感想になってしまっていますが、
全体的に見て、すごく良くまとまったストーリーで、わかりやすかったのでとてもありがたいです。
感想②アクションもスゴイ
まず、序盤のチャイvsチーキットですが
あの狭い部屋でよう動きよる…!!超人か!
そしてジャーさんの側方倒立回転的なムーブがキレイすぎて良かったです。
あと、、早すぎてよく見えないという現象が…!@@
そして中盤の獄中ランブル的なやつも結構好きです。
一人対多人数というのはもともと好きなのですが、チャイもチーキットもそれぞれの味が出ていて良かったです!
そして、2階で孤軍奮闘している獄長!
獄長はふわふわしつつもキレイにバシッとキメててカッコよかったです。
あとは眉毛全剃りのナイフ使い君(謎)もかっこよかったなあ…
臓器売買組織による人質奪還大作戦のシーンでは、眉毛全剃り君が警察を相手に無双するのですが
身体を動かすのにつないでおきたい部分をことごとく切り刻んでいた気がします。
そこ切られたら動けませんよコンチクショイ!な感じでつらかったです。
その眉毛君(どんどん名前短くなっているのは内緒)が、終盤でチーキットと一騎打ちするのですが
ここで、まさかのチーキットの持ち物…!!
ナイフ(眉毛君)vsトンファー(チーキット)ですよ!
この戦いも秀逸でございました。何度でも見たい名勝負ですね…
そしてそして、クライマックスのチャイ&チーキットvs獄長!!!
こちらはですね…
映画におけるアクションシーンが好きな人には是非ご覧になっていただきたい…
特に2対1が好きな方には強くオススメします。
このシーンの動作設計をした方には鳴り止まない拍手を送りたいです。
チャイ&チーキットの時間差攻撃をうま~く受けたりかわしたりする獄長!
この映画全体のアクションにいえるのですがストⅢでいうところのブロッキング?的なアレがたまりません。。好きだ~。。。(突然の告白
相手の攻撃を受け止めたうえで次の動きにつなげるのですが、そのテンポが心地よくて目を離したらもったいない…
そして戦いのラストはビルから転落???したのかな???してないといいなぁ…
直接的な描写はないですが、後日談シーンでチーキットが元気なところを見ると
チャイが頑張って獄長とチーキットをビル内に戻してくれたのだと推測します。
(おそらく、獄長はネクタイのしめすぎによる窒息死をしてしまったと思います…)
感想③こまごまとしたところもステキな映画なのです
文章力がないと最終的には箇条書きに走ってしまうのですYO…!
・邦題を見ると「ドラゴン」と「マッハ」の競演!?お祭り感パネェ!と思いたくなりますが
本編開始早々臓器売買の話がドロォ…と行われて、お祭り感を容赦なく打ち消していてとても良かったです。←
・ボス兄弟の関係性が結構好きでした。
→ボスは弟に対しても非情だったけど、弟はボスに畏敬の念を抱いているというのがなんとも切なかったです。
ボスが弟に対して望まぬ心臓移植をしようとしたときの
ボス「最後になにか望みはあるか?」
弟「兄さんに死んで欲しい…」というセリフはそれだけ追い詰められているんだなーと思ってしんみりしました。
・ボスの教授感(見た目的な意味で)はやっぱりすごかった。
・見る前から超期待していた獄長ですがアクションシーンはもちろん、会話シーン含めて立ち居振る舞いが期待を上回るキャラの濃さで大満足でした。
・チーキットたちの失敗が重なって、タイの臓器売買組織直営(?)の人体解体屋さんに連れて行かれたシーンが地味にギュイーンと心をえぐってきました。
その解体屋さんの近くには義足の人とか、ワケアリな人々がたくさんいて
さらに、キャッチコピーは忘れましたがやけに前向きすぎるキャッチコピーの横断幕があったりしてて
きっと、身体の一部を売らざるを得ない状況の人々がたくさんこのあたりにいるんだ…と悲しくなりました。。。
こうなる前に何らかの形で助けてくれるような仕組みづくりがあればいいのになぁと…フィクションなのに考えこんでしまいました。
・そしてその解体屋さんスタッフの中にオモシロイ人を発見してしまいました。
チーキットたちが解体屋さんを強行脱出しようとしてるのを阻止するスタッフたちは、みんな解体に使うと思われる道具(斧とか、バットとか、トンカチとか刀?とか)を
それぞれチョイスして持ってくるのですが一部のスタッフがウォーターサーバーの水タンクを持ってきててクスッときました。
・自分の理解力不足なのですが、眉毛君はお亡くなりにはなっていないという解釈でよいでしょうか…←感想ですらないヤツ
チーキットに脚を折られてしまったので、獄長のお部屋での戦いには来られなかった、と思っています。
彼は補聴器をつけていたので、きっと若い頃にボスに何らかの形で助けてもらってその恩で今の組織にいるのだと思います。
・ボスは非情ですが数多くの人を助けてきた(=裏でたくさん人が死んでいる)ということで
ボスの中で、助けるべき人とそのために犠牲になる人、どのような線引きをしていたのかはとても気になります。
獄長は下手したらカンボジアで犬のエサになっていたかもしれないそうなので、どんな状況で、なぜボスは獄長を助けようと思ったのか…というのが気になります。
・本作は根っから100%極悪人は登場していないと思っています(個人的に)。
もちろんボスや獄長のやっていることは最低なのですが、その行動には理由があって
ボスについては持病と戦って平凡ではない人生を送り続けてきたことや、死に対する恐怖から弟への言動に繋がっていたのかなと思っています。
また、獄長の非道な行動については、根源は命の恩人であるボスへの忠誠心が強いのだと解釈しました。
臓器売買組織側の人々は大体ボスへの忠誠心が強めに描かれていると思います。(眉毛君とか)
また、チャイは娘を助けたいし、目の前で繰り返される獄長たちの悪行を見ていられなかった部分もあったんではないかなと…
チーキットは、警察官としての責任感も強いし、自らがチャイの娘のドナーであること、そして薬物の関係で数年間は移植ができないことを知ってからは
二度と薬物に手を出さないことと、それによってチャイの娘を助けたいという強い意志を感じました。
つかみどころのない悪人が出てこなかったのも個人的に良かったと思ってます…
(自分の場合、できるだけ共感できる登場人物が多いと嬉しがる傾向があります)
・公開前から期待値が高すぎて、「もし面白くなかったらどうしよう」と心配しておりましたが
そんな心配は開始10秒くらいで吹き飛んでいきました。
この映画に出会えて本当によかったです。
時間とお金が許せばおかわり→円盤購入コンボを決めたい作品であります。
(映画不精なので、過去にこのコンボをキメたのは「WATCHMEN」「捜査官X」「ザ・レイドGOKUDO」くらいなのです。。)
・余談ですが終始キレキレだった獄長を演じた「マックス・チャン」さんですが
4月公開の「イップマン 継承」にも出ているそうです!
さ~ら~に~
「パシフィック・リム」の最新作にも出演予定なんだとか…!!
これからも目が離せない!離したくない!!どうすればいい!?←
と、まあいつもどおりテンションが上がりすぎて気持ちの悪い文章が出来上がってしまいましたが
本当に素晴らしい映画でございました。
明日は久々にプロレスを見に行くので、仕事を休みました。
早めに起きて、ジム行って身体を動かすとしよう…
夕方に都内某所に行って、仕事終わりの某さんと合流して後楽園ホールへ電車でGO~!
もういい時間ですね。そろそろ寝ます!
この記事を読んでくださって、どうもありがとうございました~!